医療コラム

2020.03.09更新

予防は最大の防御。

小さな習慣で健康を維持。

 

未知のウイルスと人の戦い。

健康をどう守るか。

 

コロナウイルスが社会を震撼させています。長い歴史の中で人類は、新しいウイルスや細菌が現れるたびワクチンを開発し治療法を確立してきました。しかし、ウイルスは人間の知恵や進歩では追いつかないスピードで変化を遂げ、次々と襲いかかってきます。そんな事態に、我々はどう立ち向かっていけばよいのでしょうか。

 

小さな習慣を集団で行えば、

予防が最大の防御となる。

 

先月2月16日、私は万全の対策をして京都マラソンに臨み、4時間36分56秒という記録で完走することができました。日頃から体調管理には気をつけていますが、今回は特に念入りにケアしました。

病気を寄せつけないためには、なにより予防すること。地道ですが、マスク・手洗い・うがいという基本的な行為を欠かさず続けることだと思います。それを集団で遵守する。そして睡眠・食事に気をつけ、免疫力をつける。歯磨きのように習慣にしてしまえば、自然にできるようになります。一人ではなくみんなで、習慣として、予防を心がけましょう。

 

 

 

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ブログ

投稿者: タナカ歯科

2020.01.01更新

 12月に、保育・教育施設の先生が集まる交流会で講演をする機会がありました。事前にアンケートをとり、関心の高かった歯磨きの方法、歯ぎしり、歯並び、歯や顔を打った時の対応についてお話しさせていただきました。


 最近は歯磨き習慣が身についているためか、虫歯は減ってきているものの、反対に、ごく一部でデンタルネグレクトを受けているお子さんがいるなど、子どもの歯のトラブルは時代によって変化しています。


 中でも、今は歯並びに関心を持つ方が特に多くいます。昔に比べて食生活が豊かになり、噛むことが減ったことで顎が大きく成長できないことが歯並びに影響を与えている原因の一つだと考えられています。歯並びは見た目だけでなく、噛み合わせや虫歯など、後々に口の中のトラブルにもつながるため、気になる方は歯科医に相談することをお勧めします。


 美しい歯並びはしっかりとした顎づくりから。固い食材自体が減ってきているので、家庭でカレーの具を大きくするなど工夫次第で、小さな頃から噛む回数を増やすことができます。


 子どもたちは元気に外で遊ぶ経験も少なくなっています。体をたくさん動かすことも、骨や筋肉の成長につながります。年末年始をきっかけに親戚で集まり、昔の遊びなどについて語り、子どもの歯について考えてみませんか。

 

 

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コラム

投稿者: タナカ歯科

2019.12.01更新

 今年も残すところわずかになりました。クリスマスや年末年始の準備など、しばらく普段の生活とは異なる毎日が続くでしょう。長期休暇をとって旅行や遠方の家族と会う機会ができる方もいるでしょう。忙しい時期ですが、楽しい時間も増える季節です。
 しかし、慌ただしさや楽しさが先行するためか、年末年始に体調を崩してしまう方が増えるような気がします。普段は気にならなくても、毎日の積もり積もったストレスが非日常生活を送ることで、一気に体や心に影響を与えることもあります。年末年始はかかりつけ医も長期休診となってしまうため、休日急病診療所があるとはいえども、病院にかかることが難しくなります。
 当院でも、年末年始をはじめ、ゴールデンウィークやお盆などの大きな行事がある前後は歯茎の腫れや虫歯の悪化など、口の中の不調を訴える患者さんが増えます。
 口の中の不調は全身の健康に影響を与えるため、今から普段以上に健康を意識して年末年始に備えておくとよいでしょう。もし、少しでも口の中に違和感を感じたら、長期休診になる前に歯科医を受診しておきましょう。
 また、年明けに普段の生活に戻った時も注意が必要です。通常の生活に体がついていかなくなることがあるので年末年始も、同じ時間に起きる、3食をそれぞれ毎日同時間に食べる、適度な運動をするなど、規則正しい生活を送るように心がけましょう。

 

 

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12月

投稿者: タナカ歯科

2019.11.01更新

 ここ数年、「非常に強い」や「猛烈な」と表現される台風が何回も日本に来ています。台風が近づくと、腰が痛い、頭痛がするなど体にさまざまな症状を訴える患者さんが多いように感じます。近年は台風などの環境の変化で症状が悪化する病気のほか、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー系の病気も増えています。
 口腔の病気でいえば、顎関節症や知覚過敏、三叉神経痛の方が増えています。三叉神経痛とは顔に痛みが出る病気で、歯周病や虫歯の痛みとは全く異なり、自分ではどうにもできない痛みに襲われます。患者数は少ないものの、ひどい痛みで生活の質が低下するため、患者さんにとってはとてもつらい病気です。
 以前の手術は難しいものでしたが、MRIやCTの発達で、神経のどの部分に症状が起きているか把握できるようになり、手術による治療が勧められています。実際、手術を受けて症状が軽くなった方を拝見すると、技術の進歩にホッとします。
 自分の病気に対して不安に感じている患者さんはたくさんいます。ストレス、環境の変化などが引き金になる病気もあります。私も2年前に骨折をして、しばらく仕事ができなかったことがあるので、患者さんの気持ちに寄り添った医療を心がけて、患者さんの不安を少しでも取り除くことができたらと考えています。口腔だけでなく、体に少しでも痛みや不安なことがあれば、ぜひ、専門医に相談をしましょう。

 

 

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11月コラム

投稿者: タナカ歯科

2019.09.09更新

情報過多のネット社会。

流されず惑わされず活用を。

 

令和になって半年。今や昭和の頃には想像できなかったテクノロジーが生活の一部となり、大抵のことはパソコンやスマホで行えるようになりました。

便利なのですが、少々困ったこともあります。調べ物をしてもヒット数が多すぎてどれが適切かわからない、閲覧にキリがない、次々と情報が現れ興味がどんどん広がっていく…。時間がどれだけあっても足りず、気づくと疲れてしまっているのです。

 

 

本当に必要なことを見極める。

ぶれない姿勢は時代を超えて。

 

ネット上には玉石混交で情報があふれています。見極める眼をもたないと、騙されたり、あれもこれも中途半端になってしまいます。

患者さんに向き合う姿勢も同じこと。歯科医療の技術は日々進化・拡大していますが、この方にとって何が必要な治療で何がムダなのか、日常生活や価値観をよくお聞きして取捨選択することを私は心がけています。それが時代を問わず、本当に『患者さんを思う』ことだと思うのです。

 

タナカ歯科 田中孝宜

 

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コラム

投稿者: タナカ歯科

2019.08.26更新

 暦上はすでに9月ですが、まだまだ暑さは続いています。今年は涼しい梅雨が長かったためか、梅雨が明けて急に猛暑日になると、熱中症で救急搬送される方、最悪の場合、亡くなってしまう方も全国的に大勢いました。昔は9月には涼しくなって、夏バテ気味の体から解放されていましたが、これだけ猛暑が続けば、家の中にじっとしていても、体に異変が起きてしまいます。
 口腔内にも変化は起きます。歯が浮くような感じがする、歯茎が腫れる、理由は不明だけれど痛みがあるなど、暑くなると患者さんからこのような症状を聞くことが多くなります。特に口腔内での理由がない場合、これらは体に異変が起きている時のサインかもしれません。
 歯茎の症状に関しては、さまざまな体からの影響が考えられます。例えば、歯茎になんらかの症状が出たにもかかわらず、放置しておくと脱水症状を起こし、血液がドロドロと濃くなって、心筋梗塞へ発展することもあります。また、歯周病の菌が血液の中に入り、プラークができて心筋梗塞を起こすきっかけになることもあるのです。
 さらに、私の経験上、肥満気味の方や体重が増加傾向にある方は歯茎が腫れやすい傾向がみられます。太ることができない方も夏バテで体重が減りやすく、体力が落ちて口腔内に影響を与えてしまいます。
 健康状態を維持することを心がけながら、口腔内で気になることがあれば、一度、歯科医院を受診してみましょう。原因を見つけていくことで、体の異変に気がつけるかもしれません。

 

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資料

投稿者: タナカ歯科

2019.07.04更新

 5月末、北海道で気温38度を記録するなどこの時期としては珍しく、全国的に猛暑になりました。ニュースでは熱中症で体調を崩す方が大勢いることを報道していましたし、まだまだ異常気象が続いている印象です。
 5月の連休に多くの方が体をゆっくり休めることができたためか、5月中は歯の不調を訴える方が少ない状況でしたが、5月末から6月前半にかけての急激な気温の上昇が影響し、当院でも歯茎からの出血や腫れを訴える方が多くいました。
 異常気象の時は体の変化に気がつきにくいことがあります。例えば、「まだ夏ではないから、熱中症ではないだろう」と思っていても、熱中症だった、という場合もあるからです。頭では大丈夫だろう、もう少しいけるだろうと思っていても、実際にはコントロールがうまくできないことがあるのです。

 そのためにも、定期的な健診を受けておくと、自覚はなくても、実は体の変化に気がつくことができます。ちょうど、春から夏にかけてがん健診などの健診の案内が行政から届いているかと思います。こうした機会を利用するのも一つの方法です。
 最近のように、気温や気圧の変化が大きく免疫力に影響し、病気や不調につながることがあります。歯のことで不安があれば、自己判断で終わらせず、歯科専門医にご相談ください。
 夏が近づいてきました。定期的な健診などで自分の体を客観的にチェックし、健康な体でいたいものです。

 

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資料

投稿者: タナカ歯科

2019.06.11更新

 ゴールデンウィークはどのように過ごされましたか。今年は5月1日が新元号「令和」の幕開けとなったり、過去に例のない10連休となったり、特別なゴールデンウィークだったのではないでしょうか。
 ニュースでは、意外に長期で旅行をする人が少なかったと報道されていました。大半の方は帰省や近場へのおでかけなど、ゆっくり過ごされていたようです。
 私自身も、毎年この時期に海外で行われるインプラントなど審美部門のセミナーも今年はなく、ゆっくり過ごすことができました。孫をきっかけに、家族で潮干狩りにも行きました。自分の息子が小学生の時以来なので、25年以上ぶりの潮干狩りで、童心に帰って楽しむことができました。
 いつもは長期休暇の後に歯茎の腫れを訴える患者さんが増え、切開の必要がある重度の方も多くみえていましたが、今年は極めて少なかったように思えます。歯科医目線からも、きっと、ゆっくり休めた方が多かったのだと実感しました。日本は長期休暇に慣れていない方がほとんどだと思うので、ちょうどよい機会だったのかもしれません。
 働き方改革が推進されているので、今後も大型連休がくる可能性があります。ストレス社会において、休暇を使ってうまくリフレッシュすることは大切なことではないでしょうか。
 これから夏に向けて、暑さによる疲れが表面化しやすくなります。体調をしっかり整え、もし、歯や口に少しでも違和感があれば、早めの受診ですっきりさせ、夏を乗り越えていきましょう。

 

 

 

 

 

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コラム201906

投稿者: タナカ歯科

2019.05.08更新

3月と4月は年度の節目ということもあり、一般歯科を中心に来院する方が多くいました。中には、歯の診察や治療が怖くて避けていたことで悪化してしまい、症状が重くなってしまった方もいました。
 永久歯は生え変わらず、虫歯を治癒することもできません。インプラントやセラミックなど技術や素材の進化で代用できることも増えましたが、やはり、理想は「高齢になってもしっかり自分の歯で食べられる」ことです。
 歯科に限らず、日本は保険で医療を受けられる環境が整っているため、できるだけ早期に診療をすれば、健康な体を保つことができるでしょう。「痛いな、怖いな」とストレスをいつまでも抱え込まず、早めに歯科医へ足を運んでいただければ、ストレスを早期に軽減させることができます。
 ストレスといえば、5月は5月病や環境の変化によりストレスや緊張が多い時期になります。「嫌だ嫌だ」とストレスを恐れてばかりいると、負のスパイラルに陥ってしまう危険性があり、心の病気になるきっかけにもなりかねません。ある程度のストレスには向き合い、受け入れ、乗り越えていくことも人生には必要です。
 難しいかもしれませんが、力を抜いて、リラックスすることを意識するなど、ストレスとうまく付き合っていくことで、充実した生活を送っていきませんか。
 新年度も始まり5月から新元号にもなります。お互い、気持ちを新たに良いスタートがきれるように頑張りましょう!

 

 

 

 

 

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コラム201905

投稿者: タナカ歯科

2019.03.26更新

 今年3月3日に東京マラソンに参加しました。倍率12倍以上の抽選から選ばれたので、しっかり目標をもって走ろうと挑みました。

結果から言うと自己ベストから1時間遅れたものの、目標にしていた「完走」を無事に達成できました。
 今回の目標を「タイム」ではなく、「完走」にした理由は、マラソン大会への参加が3年ぶりだったこともありますが、年齢に立ち向かおうとしたためです。


 本番前にマラソン距離の42kmを走ろうとしたのですが、35km地点で足が止まってしまいました。65歳を過ぎて、やはり体の衰えを感じるようになり、メンタル的にも体力的にも正直、完走さえも難しいと感じていたのです。


 そこで、当日は序盤にペースを落として走り、中盤はさらにペースを落とすことで30km地点で少し余裕が出てきて、メンタル的にも充実して走ることができました。
 ところが、終盤できつくなり、あとは自分との闘いになりました。その時、過去に聞いたある言葉を思い出しました。「苦しいことやストレスに立ち向かう時は『わくわくしよう』」。心の中で叫ぶと気持ちが落ち着いてきました。「せっかくの東京マラソンなんだ、楽しまないと損だな」と考えると、妙にポジティブな気持ちが湧き、完走することができました。
 ぜひ、みなさんも普段の生活の中でうまくいかない壁に当たったら、試してみてください。これから新年度が始まり、節目の時期になります。新しい目標をたてて楽しい人生を送りませんか。

 

 

 

 

 

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4月

投稿者: タナカ歯科

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