顎関節症のほとんどは一般保険診療
2018.01.30更新
顎関節症とは?
1.顎関節や咀嚼筋等の疼痛
2.関節雑音
3.開口障害あるいは顎運動異常以上の主要症候のうち少なくとも一つ以上あること
顎関節症の診断基準(日本顎関節学会)より
顎関節症の主症状
顎関節部及びその近辺の疼痛
1.開閉口運動異常(制限、偏位、蛇行)
2.関節雑音 (クリッキング/乾いた音ex,カックン、コッキン)(クレピタス/きしみ音ex,ジャリジャリ,低音)
3.筋症状 (筋の疲労、過緊張による頭痛、肩こりなど)
副症状
主症状にプラスして以下の副症状がともなう場合がある。頭部、頸部、肩、背中、腰、手足の疼痛、違和感
めまい、耳鳴り、耳閉感、眼(充血)、鼻(鼻閉感)
自律神経失調症の諸症状
顎位が定まらない、咬合異常
状顎関節症の原因とは
一次因子1. ストレス
仕事や家庭、人間関係などのストレス、その他精神的な緊張は、筋肉を緊張させてくいしばりを起したり夜間の歯ぎしりを起したりと、ブラキシズムに影響します。
ストレスによる筋の緊張
顎関節症は過重負荷が生体の許容量オーバーで発症!!
2. ブラキシズム
「くいしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」などのことをブラキシズムといい、筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけダメージを与える。最も大きな原因と言われています。
くいしばり ・・・ 肉体労働や仕事などに集中しているとき無意識に行っている。就寝中にも起こる。
歯ぎしり ・・・ 音のしない歯ぎしりもある。
3. 偏側噛み癖
左右どちらか一方でばかり噛む癖を偏咀嚼といい、片側だけに多くの負担をかけることになり、発症の原因になります。
4. 悪い噛み合わせ
噛みあわせについては様々論議があり、現在では多くの原因の中の一つと考えられ、偏咀嚼やブラキシズムの原因として関連していると言われています。
(不良な歯列矯正や歯科治療により噛みあわせの悪さを招くこともある)
5. その他
歯の治療などで大きく口を開けた、顎や頸部頭などを強く打って顎関節や靱帯を損傷した。など
たとえば、あなたにも心当たりありませんか?
日常の様々なことがきっかけとなって顎関節症を誘発します。
・何かに熱中したり緊張して強く食いしばる
・長い会議のあった日は夕方から口が開けづらくなる
・休日に一日テニスをしたあとは顎がカクカク鳴る
・何か特別な行事があると緊張して食いしばる
・オフィスの冷房がキツクて歯を食いしばる
・仕事で悪い姿勢を長時間続けていた
・仕事のストレスで夜よく眠れない
・片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む癖がある など
二次因子
1.不正咬合、骨格異常2.うつ、不安因子
3.睡眠障害(不眠症)
4.アゴの酷使や不良姿勢(ex : 猫背)
5.精神社会的因子
院長からのアドバイス
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