医療コラム

2020.01.01更新

 12月に、保育・教育施設の先生が集まる交流会で講演をする機会がありました。事前にアンケートをとり、関心の高かった歯磨きの方法、歯ぎしり、歯並び、歯や顔を打った時の対応についてお話しさせていただきました。


 最近は歯磨き習慣が身についているためか、虫歯は減ってきているものの、反対に、ごく一部でデンタルネグレクトを受けているお子さんがいるなど、子どもの歯のトラブルは時代によって変化しています。


 中でも、今は歯並びに関心を持つ方が特に多くいます。昔に比べて食生活が豊かになり、噛むことが減ったことで顎が大きく成長できないことが歯並びに影響を与えている原因の一つだと考えられています。歯並びは見た目だけでなく、噛み合わせや虫歯など、後々に口の中のトラブルにもつながるため、気になる方は歯科医に相談することをお勧めします。


 美しい歯並びはしっかりとした顎づくりから。固い食材自体が減ってきているので、家庭でカレーの具を大きくするなど工夫次第で、小さな頃から噛む回数を増やすことができます。


 子どもたちは元気に外で遊ぶ経験も少なくなっています。体をたくさん動かすことも、骨や筋肉の成長につながります。年末年始をきっかけに親戚で集まり、昔の遊びなどについて語り、子どもの歯について考えてみませんか。

 

 

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コラム

投稿者: タナカ歯科

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