口腔内に何か症状が現れたら 体の異変のサインかも
2019.08.26更新
暦上はすでに9月ですが、まだまだ暑さは続いています。今年は涼しい梅雨が長かったためか、梅雨が明けて急に猛暑日になると、熱中症で救急搬送される方、最悪の場合、亡くなってしまう方も全国的に大勢いました。昔は9月には涼しくなって、夏バテ気味の体から解放されていましたが、これだけ猛暑が続けば、家の中にじっとしていても、体に異変が起きてしまいます。
口腔内にも変化は起きます。歯が浮くような感じがする、歯茎が腫れる、理由は不明だけれど痛みがあるなど、暑くなると患者さんからこのような症状を聞くことが多くなります。特に口腔内での理由がない場合、これらは体に異変が起きている時のサインかもしれません。
歯茎の症状に関しては、さまざまな体からの影響が考えられます。例えば、歯茎になんらかの症状が出たにもかかわらず、放置しておくと脱水症状を起こし、血液がドロドロと濃くなって、心筋梗塞へ発展することもあります。また、歯周病の菌が血液の中に入り、プラークができて心筋梗塞を起こすきっかけになることもあるのです。
さらに、私の経験上、肥満気味の方や体重が増加傾向にある方は歯茎が腫れやすい傾向がみられます。太ることができない方も夏バテで体重が減りやすく、体力が落ちて口腔内に影響を与えてしまいます。
健康状態を維持することを心がけながら、口腔内で気になることがあれば、一度、歯科医院を受診してみましょう。原因を見つけていくことで、体の異変に気がつけるかもしれません。
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