医療コラム

2018.06.24更新

 雨が降ると古傷が痛むと言われますが、私も実際、去年2月に骨折した右腕に違和感を感じることがあります。みなさんはいかがでしょうか。古傷の痛み以外にも、梅雨は体調と因果関係があるようです。
 梅雨の時期は日によって、時には1日の中でも時間によって暑かったり、急に雨が降ったりするなど、気温、気圧、湿度の変化が大きい季節です。これらの気象の変化が身体にストレスを与えているようです。
 もともと人間は地球上の環境の変化に左右されないために、ホメオスタシス(恒常性)という機能が備わっています。健康状態が良い時は対応できるのですが、疲労などで機能が維持できなくなると、自律神経が乱れ、手足が冷える、肩がこわばる、体にだるさを感じる、頭痛が起こるなど、身体に影響を与えることがあります。口腔内への影響としては、歯が浮く(噛むと痛い)という症状がみられるようになります。
 人間は万能ではありません。気象の変化に負けない体づくりが健康維持の一つになります。体調を崩しやすい梅雨の時期だからこそ、体調管理に気を配りませんか。改めて、「規則正しい生活」に目を向けてみましょう。睡眠は充分ですか?運動習慣は身についていますか?しっかり食事をとっていますか?ストレスの発散も必要です。
 梅雨が明けると、暑い夏がきます。暑さで体調を崩すしてしまう懸念もあるので、今から元気な体作りをして、楽しい夏を迎えましょう。

 

 

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2,018年7月

投稿者: タナカ歯科

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