医療コラム

2018.04.24更新

かつては、初診の患者さんの主訴といえば「虫歯」でした。しかし、ここ数年は虫歯以外、主に歯周病の症状で来院される患者さんが増えています。
 歯周病にはさまざまな症状があり、知覚過敏、歯肉炎、歯ぐきが痩せるなどがあります。また、歯周病の痛みを避けようとしてアンバランスな噛み合わせになり、顎関節症を引き起こすことや、過食症や拒食症の摂食障害が歯周病の原因になることもあります。
 最近では歯周病が心身症の一つとも言わるようになりました。主に、睡眠障害からくるストレスが歯へ影響しているようです。ここ10年ほどは、パソコンやネットなどの発達により生活が大変便利になりましたが、買い物に出かける、電気を消す、メモを書き写すなどの日常の動作が減っています。体を動かさなため、眠りが浅かったり、眠れなかったりするようになり、不眠がストレスになるケースが増えているようです。これ以上、歯周病を進行させないためにも、生活が便利になった分、どこかに弊害が出ていることを認識すべきではないでしょうか。
 また、体を動かす機会が減ったのであれば、意識して動かすことが大切です。体を動かすことで気持ちもリフレッシュでき、ストレスも軽減できるでしょう。
 今年一年、歯周病予防のために運動する機会を増やしてみませんか。心身を健康にすることが、歯の健康維持にもつながります。

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コラム

投稿者: タナカ歯科

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