情報化と技術の進化で予測可能領域が拡大。
毎朝のジョギングや車の運転など、私たちの日々には、「いつもの作業」や「通い馴れた道」が存在します。でも馴れていると思うのは勝手な思い込みに過ぎず、現実には、その日の体調や突然の飛び出しなど、予測できないハプニングが発生します。
歯科医療も、CTや検査機器の発達によって、正確な観察や予測ができるようになりました。しかし、先にわかる情報が増えれば増えるほど、私たちは「わかったつもり」になって、慢心してしまうことがあるのです。
最後のカギは人間。不測の事態を予測する幅広い視野を。
どんなに技術や情報化が進んでも、最後の判断とさじ加減は人間次第。情報や機械では見通せない「万一」の事態で判断を下すのは、人なのです。インプラント治療も、今では気軽に受けることができるようになりましたが、あくまでも一つの選択肢。日本の歯科医療には優れた保険診療が基礎にあります。どんな治療がよいかを見極め、患者さんは何を望んでいるのか話し合い、最善の選択をする。そのうえであらゆる可能性を視野に入れ、これでよいのか、この先どうなるのかをつねに予測しながら治療にあたっています。
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