医療コラム

2018.04.24更新

先日、保育園(未就学児)検診を行ってきました。毎年、歯肉炎を起こしている子が多いと感じていましたが、保護者の歯磨きに対する意識が高まっているためか、今年は少なかったことが印象的でした。

ただし、昔に比べるとアゴが小さい傾向にあります。時代の流れによる食事の変化もありますが、家庭での調理方法にも原因があるのかもしれません。食材を小さく切り過ぎてしまったり、柔らか過ぎる料理が多かったりしていませんか。アゴを鍛えるとアゴが大きくなり、歯並びが良くなります。また、良く噛むことで脳への血流が促進されたり、消化がよくなるなどの利点があります。

また、小学生にはかつて多かった虫歯よりも近年は歯肉炎の方が多いようです。自分磨きができるものの、自己流のブラッシングで歯磨きを済ませてしまうことが原因の一つになっています。歯肉炎を放っておくと、歯周病に進行する可能性があるので、注意が必要です。

成長期に良い歯を作ることは、大人になってからの健康につながります。そのため、アゴを鍛えることと、正しいブラッシングを身につけることが大切です。自然に噛む回数を増えるように調理の工夫すること、また、保護者がブラッシングの指導をしてあげたり、歯科検診を受けさせたりすることで、子どもたちの大切な歯を守りましょう。

 

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コラム

投稿者: タナカ歯科

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