医療コラム

2018.04.23更新

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先日、「歯の治療をしたいが、噛み合わせの調子が悪くならないか心配だ」と相談に来られた患者さんがいました。話を伺うと、以前に受けた治療後から噛み合わせが気になり、夜も眠れない日々が続いていたのだとか。それがストレスになり、どうにかして欲しいということで来られました。
処置としては、少し低くなった歯へのかぶせ物とノンクラスプ義歯にて無事完了しましたが、患者さんの中には、歯の不都合で精神的に落ち込んでしまう方もいることを改めて実感しました。信頼のおける歯科技工士さんの立会いのもとで慎重に対応し、きちんと説明したことで、その患者さんにはとても喜んでいただきました。
今は技術が進歩し、審美歯科、インプラント、矯正等で口元のコンプレックスを解消できるようになりました。医療は病気そのものを治すことが主な役割ですが、精神的な健康を担う部分も大きいのではないでしょうか。
私も開業当時、患者さんの希望に添えず、申し訳ない気持ちを持ったことがありました。しかし、現在は患者さんのお話やお気持ちを聞き、ご希望に添える技術で治療することができるようになりました。機能面ではもちろん、患者さんが“自信”を持って生活できる治療に努めていきたいものです。

 

投稿者: タナカ歯科

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