医療コラム

2018.04.23更新

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夏に蓼科の北横岳を山歩きしてきました。200mの高低差があるところを約1時間かけて登りました。マラソンのトレーニングで鍛えているからと、体力に自信はあったのですが、私にとってはこれが初めての登山。

狭く急な坂道をある時は滑りそうに、ある時は転びそうになりながら、やっとの思いで頂上に到着。その瞬間、とても晴れ晴れとした気分になり、マラソンとはまた異なる満足感を得ることができました。

便利な世の中なのに、なぜ、原始的な登山に人気があるのか分かった気がしました。山道ではすれ違う人、出会う人全ての人に挨拶をします。殺伐とした社会とは異質の世界で、人とのふれあいを新鮮に感じました。

曲がりくねり、緩やかな道や急坂を登るなど、登山は人生に例えられることが多くあります。それは物理的な事だけではなく、山を登る精神についても例えられるのではないかと実感しました。

同じ目的を持った仲間同士であるという意識を持つことができ、他人と言えども、目に見えない絆で結ばれているような気がします。

健康は身体そのものだけでなく、心も幸せになってこそ、初めて健康であるといえるのではないでしょうか。日常では体験できない登山を通じて、本当の健康について考えることができました。

 

投稿者: タナカ歯科

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